一般診療
ホームドクターとしての在り⽅を基本理念とし、総合的な診療を⾏っています。
各種検査
私たちの大切な家族はヒトと同じように言葉として症状をお話ししてはくれません。まず動物達の状態の把握、飼い主様から症状などのお話をじっくりお伺いさせていただき、ご相談の上その必要があれば院内検査、外注検査を速やかに実施させていただきます。知識・経験・最新の検査機器により物言わぬ動物たちの隠れたサインを見つけることができます。
検査は動物たちの性格・心身の負担を第一に考え、血液一般検査、血液生化学検査、ホルモン検査、アレルギー検査、レントゲン検査、内視鏡検査、心電図検査、 超音波検査、眼科検査、皮膚科検査、細胞診、病理組織検査、尿検査、糞便検査の各種検査を最適に組み合わせて行っています。
各種外科手術
動物にとってより安全な全身麻酔器システム、最新の電気メス、血管シーリングシステムなどを使用し、麻酔時間の短縮や痛みの少ない手術を心掛けております。
一般的な内臓外科、腫瘍外科、消化器外科等各種の領域の外科手術に対応しています。
※特殊な手術や処置が必要な病気、一部の整形手術については二次診療施設をご紹介いたします。
ペットドック(健康診断)
言葉で訴えることができない愛犬や愛猫は、体の不調がある場合は飼い主が様子の変化に気づくしかありません。
病気の早期発見をするためにも、定期的な検査をおすすめしております。外見からの様子で判明する病気もありますが、体内の腫瘍や各臓器の機能検査は検査機器を使用しなければわからないことが多くあります。
早期発見は動物の寿命にも直結し皆様の幸せにもつながるものだと考えております。
当院ではペットドックを実施しておりますので、お気軽にお問い合わせください。
※6歳以上の愛犬、愛猫は特に年に一回程度の検査をお勧めしています。
マイクロチップ
当院はマイクロチップを取り扱っております。
マイクロチップは、直径約2mmの円筒形のガラスのカプセルで包まれている小さな電子標識器具で、アンテナとICを内蔵した電子タグです。
愛犬、愛猫のの身元証明のようなもので、迷子や盗難、自然災害、交通事故などで離ればなれになっても、読み取り機がマイクロチップの情報を読み取り、登録された飼い主様の情報が判明するため、犬や猫が飼い主のもとへと無事に帰れる可能性が高くなります。
装着をご希望される方や、ご検討中の方は当院へご相談ください。
循環器科
犬や猫の高齢化に伴い、心臓の問題を抱えることが増えました。そのため、早期発見や治療の開始時期の見極めが大切になります。循環器科では超音波検査やレントゲン検査、心電図検査などを用いて病気の状態を評価し、適切な治療法をご提案します。治療の基本は、飲み薬ですがペースメーカーの装着、僧帽弁閉鎖不全症の手術などがあります(専門病院への紹介あり)。
症例によっては循環器認定医による診察・アドバイスが可能です。
杉本佳介 先生
循環器認定医
宇治正憲 先生
循環器科
- 日本獣医循環器学会
- ふりす動物病院院長
循環器科の主な症例
- 僧帽弁閉鎖不全症
犬の心臓でよく見られる病気で、僧帽弁がうまく閉まらなくなり、血液が逆流し、心拡大を引き起こします。咳が出たり、肺水腫になることもあります。 - 拡張型心筋症
犬の心筋症では最も多く、特に大型犬で多いです。左心室内腔が異常に拡大し、また心臓の収縮力が低下してしまいます。遺伝子疾患などの可能性が疑われていますが、明らかな原因は不明です。咳が出たり、失神、肺水腫も引き起こします。 - 肥大型心筋症
猫において最も一般的な心疾患です。メインクーンやラグドール、アメリカンショートヘアで遺伝の関与が疑われています。心筋肥大が特徴で、全身にうまく血液を送ることが出来なくなります。 - 動脈血栓塞栓症
猫の心筋症と関連があり、心臓や大動脈などの血管内で血栓が形成される病気で、足の無力や痛み、意識喪失などが見られることがあります。診断には血液検査やエコーが使用されます。もちろん、犬でも起こります。 - 各種先天性心疾患
腎泌尿器科
ペットの腎臓や尿器系統に関連する健康問題を専門的に診断し、治療する医療分野です。ここでは専門的な知識と技術を駆使して、腎臓疾患や尿路障害、泌尿器系の異常など、さまざまな泌尿器の問題に対処します。専門の医師や獣医師が最新の医療機器や検査手法を用いて、診断から治療までを行いペットの健康を守ります。
歯科
ペットの口腔健康を専門的にケアする医療分野です。ここでは歯や歯ぐきの健康状態を維持し、歯の異常や口腔疾患に対処するための専門的なサービスが提供されます。歯科医師や獣医師が最新の歯科機器や検査手法を用いて、ペットの口腔健康を詳細に診断し、適切な治療プランを立てます。
歯科の主なサービスには、歯のクリーニング、歯石の除去、歯周病の治療、抜歯手術などが含まれます。また、口内炎や歯の欠損に対する治療も行われ、健康な歯並びを維持するために予防的なアプローチも重要視されています。
皮膚科
ペットの皮膚および被毛に関連する健康問題を専門的に診断し、治療する分野です。ここでは皮膚の異常や被毛のトラブルに対処するため、獣医師が専門的な知識と技術を駆使して患部を診断し、適切な治療プランを提供します。特に近年ではアレルギー疾患の治療法が大幅にアップデートされました。
消化器科
ペットの消化器系統に関連する健康問題を専門的に診断し、治療する医療分野です。ここでは胃、腸、肝臓、膵臓などの臓器に関する様々な問題に対処します。獣医師が専門的な知識と設備を駆使して、ペットの消化器系統の機能や疾患を正確に評価し、適切な治療法を提供します。
手術について
ご注意事項など
諸注意
- 手術および麻酔下での処置は原則的に診療日のお昼の休診時間に行います。
- 手術を希望される方は手術前検査のご予約をお取りいただいて、診察時に獣医師と日程をご相談ください。
- 飼い主さまがご旅行などで万が一の時にすぐに駆け付けることができない状況では、麻酔をかけての処置は致しかねます。ご了承ください。
手術前の検査
当院では手術に伴い必ず検査を行います。
検査内容
- 血球計数:血球数や貧血の有無を調べて、手術での失血に耐える力をチェック
- 血液生化学検査:麻酔薬の代謝の場となる肝臓と腎臓の機能をメインにチェック
- 血液凝固系検査:体に備わっている止血能力をチェック(特に大きな手術の場合)
- 心臓/腹部の超音波検査:全身の臓器の形態・機能的に異常がないかチェック
- その他、それぞれの症例に必要と考えられえる検査
避妊・去勢手術の例
- 手術は緊急時を除き、すべて予約制です。
- 必ず事前にお電話をいただくか、ご来院時にご予約をお願い致します。
- 当院を受診されたことがない方は、一度診察をお受けください。
- 中高齢の子には、術前(手術とは別日)に全身の検査をお願いしています。
- 手術の前日は、晩御飯が終わりましたら何も与えないで下さい。お水は通常どおり与えていただいて結構です。
- 激しい運動をさけ、ゆっくり休ませてあげてください。
- 当日の朝も絶食です。何も食べさせないで下さい。お水は朝7時まで少量飲ませて頂いても問題ありません。
- 午前11時までにご来院ください。
- エリザベスカラー、術後服をお持ちの方はご持参ください。エリザベスカラーは当院でもご用意できます。
- 血液検査は全身麻酔をかける為、基本的に行わせて頂きます。当日に問題がありましたら手術を中止・延期させていただくことがあります。
- 同意書にご署名、緊急の連絡先をご記入していただきます。
- ワンちゃんの去勢・避妊手術、ネコちゃんの去勢・避妊手術は1泊入院となります。
- 麻酔の覚め方、術後の状態によっては入院のご提案をさせていただく可能性があります。
- お迎えの時間は、退院の前日にお伝えします。
- ご自宅での注意事項をお伝えします。
- 術後10日前後で抜糸。
- 手術の内容によっては、抜糸不要の場合もあります。
避妊・去勢手術の主な例
以下の料金には麻酔代、手術代、点滴代、入院費代、内服薬代等を含みます
術前検査代は別途費用が掛かります
去勢(男の子の場合)
犬
料金 | |
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〜5kg | ¥30,000(税込 ¥33,000) |
6kg〜15kg | ¥35,000(税込 ¥38,500) |
16kg〜30kg | ¥35,000(税込 ¥38,500) |
31kg〜 | ¥40,000~(税込 ¥44,000) |
猫
料金 | |
---|---|
¥15,000(税込 ¥16,500) |
避妊(女の子の場合)
犬
料金 | |
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~5kg | ¥35,000(税込 ¥38,500) |
6kg~15kg | ¥40,000(税込 ¥44,000) |
16kg~30kg | ¥45,000(税込 ¥49,500) |
31kg~ | ¥55,000~(税込 ¥60,500) |
猫
料金 | |
---|---|
¥30,000(税込 ¥33,000) |